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[与謝野晶子・寛}{湯川秀樹]京都の歌碑ご紹介!!

5月25日(月)週明けは何とはなしに気ぜわしい時間が流れます。
さて、最近気にしている歌碑のご紹介です。
私自身が以前は殆ど興味を持たないで通り過ごしていて、突然思いついたように気になりだしたわけですから、今も殆ど興味の無い方のほうが多いかもしれません。歌碑に込められた、建立された方々のお気持ちがなかなか伝わっていないこともありますね。
どれも気にしだしたら通り過ぎてはいけない、たとえ少しでも立ち止まり、思いを馳せたいものばかりです。
与謝野 晶子 と 与謝野 寛の歌碑
場所:京都市東山区四条北座 四条京阪の駅の川端通りに向かった植え込みの中
訪ねた日:2009年5月15日(金)
歌碑の歌
晶子 
四条橋 おしろい厚き舞姫の額 ささやかに打つ夕あられ
  
南座の 絵看板をは舞姫と 日暮れてみるも 京のならはし
与謝野晶子・寛 歌碑 与謝野晶子・寛 歌碑

与謝野 晶子:1878年〜1942年の歌人、詩人。
大阪堺市出身で、「新詩社」に加わり、雑誌「明星」で活躍しました。格調は清新、内容は大胆奔放。代表作は「みだれ髪」「新訳源氏物語」「佐保姫」など。

与謝野 寛:1873年〜1935年の歌人、詩人。
京都生まれで、「鉄幹」としても活躍しています。落合直文にまなび「新詩社」「浅香社」の創立、「明星」の刊行に尽力しました。新派和歌運動にも貢献。自我の詩を主張。詩歌集「東西南北」「天地玄黄」歌集「相聞」など。                         (広辞苑より)
お二人はご夫婦ですが、この二つの歌にもどこか温度差を感じます。いつも、もめごとが耐えない中、必死に生きぬいた「与謝野晶子」。
それに比べ「寛」は何となく高見の見物を決め込んだようなちょっと人を小ばかにしたような、それでいてなんだか小心のように思えて成りません。
しかし「晶子」の人並みはずれた、情熱や、天才的な能力を受けて立つには、この人しかいなかったのでしょう。
晶子の歌から、おしろいを塗った舞妓さんのこころに何が秘められているのでしょうかとても気にかかります。男性の添え物としてではなく、一人の女性として、胸に秘めた思いを「ささやかに打つ夕あられ」の音や感触で表し、無性に京都へきているという風情を感じます。
この歌碑は昔、今の南座の真向かいの、北座のあった位置に建立されているとのことですが、この日は植え込みがぼうぼうで下のほうは良く見えない有様でした。また周辺は駐車場、トイレなどもあり結構汚れた感じの場所です。できればせっかくの歌碑なのでベンチなどでゆっくりできるところに立てて欲しかったですね。

湯川 秀樹の歌碑
場所:梨の木神社
住所:京都市上京区寺町通広小路上ル
訪ねた日:2009年5月15日(金)
歌碑の歌
千年の昔の園も かくやありし 木の下かげに 乱れさく萩
梨の木神社 湯川秀樹・歌碑

湯川 秀樹:1907年〜1981年
東京都出身の理論物理学者です。
京大卒、京大教授として京都で生活をされています。
ノーベル賞を受賞し、世界に日本の能力の高さをアピールしました。
専門は中間子の存在を予言し、「素粒子論展開の契機」を作るという画期的なものでした。
また社会的には、「核兵器は絶対悪」という立場を堅持し、パグウォッシュ会議・科学者京都会議・世界連邦運動などを通じ平和運動に貢献しました。文化勲賞受賞。(広辞苑)

梨の木神社
明治18年創建の京都では新しい神社です。平安時代には藤原良房の屋敷のあった跡、京都御所の東です。
「染井の水」が京都三名水の一つです。秋にはこの歌にも詠まれた「萩祭り」も行われます。
この日は葵祭の途中で急いで拝観したため、森閑とした中、熱心にお参りされておられる方があったりと、こぜわしく、上田秋成の碑は見てくることが出来ませんでした。次回は是非ご紹介致したいと思います。
湯川秀樹先生の大変わかりやすい歌碑、歌碑にしては誰がみてもすぐに読めるという、親しみやすいのがとても嬉しいですね。頭の中はどうなっているのだろうと思うくらいの天才なのに素直に萩の花を愛でながら1000年の古都京都への思いや、人類の歴史を賞賛されているような優しさを感じました。

byニコちゃんでした。

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